大学院進学希望者向けコース

大学院進学希望者向けのコース。研究計画書や面接準備、芸術系の場合にはポートフォリオはもちろん、大学院に入ってからも活きる力を総合的に伸ばし、他の受験者との差別化を図ります。文系・理系・芸術系のそれぞれで求められる「日本の大学院が求める像」をタイムリーかつ的確にとらえ、受験までの限られた時間の中で、合格のためのポイントを効率的かつ適切に押さえます。同じコースの同志と情報交換し、切磋琢磨する環境は唯一無二です。日本語力をさらに強化する必要のある方は、日本語能力試験対策コースも併せて授業を受けることができます。

こんな人におススメ/ポイント
・日本の大学院(文系・理系・美術系)への進学を考えている方
・専攻変更や学部編入を考えている方


大学院進学コースでは“自分で考える力”“情報リテラシー”“異文化理解力”の養成を軸として、大学院入学後に研究に即対応できるカリキュラムを組んでいます。入学希望者が急増している大学院入試において、求められる日本語パフォーマンス総合力は年々レベルが上がっています。

(1)読める技術 (2)書ける技術 (3)話せる技術 (4)伝わる技術 (5)受かる技術

を身に着けることを目指し、実践的かつ高度な学びを、受験までの限られた時間の中で、効率的に日本語力を伸ばしながら進めていきます。

美術系専門の個別対策

東京芸術大学・多摩美術大学・武蔵野美術大学等OBで、日本人・留学生の美術受験指導で長年多くの実績のある専門教員が、的確にアドバイスしていきます。メロス独自の大学院情報ネットワークを活用した、在校生のためだけの各大学院の入試説明会も、「正しい情報を、素早く取り、対策を練る」現代の情報戦には必須です。


カリキュラムの一例

読む力 書く力 討論演習 発表演習 受験対策
文献講読
時事
ニュース
小論文
要約
レジュメ
対立論
ディベート
スピーチ
プレゼンテーション
計画書指導
面接演習

メロス大学院進学コースが選ばれている7つの理由

実践応用重視型クラス・基礎日本語積み上げ型クラス
より高度な思考を発信・交換する「実践応用重視型クラス」と、日本語能力証明の取得を目指す「基礎日本語積み上げ型クラス」があり、学生は各自の日本語の習熟度に応じて適切な授業を受けることができます。それにより、日本語能力証明(N1、N2)を取得した「日本語の基礎知識・基礎力」と大学院における研究や授業に適応できる「実践的かつ確かな日本語応用力」の習得が可能になります。
経験豊富な講師陣&専門員の指導・計画的な受験準備

メロス言語学院の大学院コースでは、長年の指導実績に基いた最適なカリキュラムと、「いつまでに」「どこまで」準備が進んでいるべきか綿密なスケジュールに基づき、計画的な受験準備が進められます。それぞれの準備段階に最適な指導と専門員アドバイスを、経験豊富な講師陣から受けることができます。必要な時期までに、研究計画書/ポートフォリオ/志望理由書など多岐にわたるあらゆる準備を確実に進めることができます。
オリジナル大学院受験準備ノートの活用
説明受講者は、メロスオリジナル準備ノート(専攻別)を活用しながら受験準備を進めていきます。このノートでは、受験までに必要な情報収集、研究計画書、教授訪問、その他必要なあらゆる事項が項目ごとに整理されています。自分自身でも整理しながら進めていく事で、自立心を鍛えながら合格に向けて進んでいくことができます。
充実した実践練習
実践に重きをおいているため、大学院受験で重要視されている研究計画書や作品プレゼンテーションの練習、面接試験の質疑応答練習、小論文練習などの対策が授業内で網羅的かつ短期集中的に受けられます。
充実した個人指導
大学院コースでは、経験豊かな講師陣が定期的に個人面談を行い、個々の準備内容に対するアドバイスや面接練習を行います。研究計画や志望理由の対策方法は一人ひとりの志望先で異なります。学生個人のどのようなアプローチで学生個人学生は円滑に受験準備を進めることができるようになり、将来の大学院生として必要な研究活動の基礎を築いていきます。
大学院入学後や学生の将来を見据えた授業
学生の将来を見据えたゼミナール式授業を展開しています。日本の大学院で多く用いられている授業形式を部分的に取り入れることにより、大学院入学後に教授や日本人学生と共に研究できる高い日本語力と受験のための総合力の育成を目指しています。それにより、より早く日本の大学院に適応し、力を発揮することができます。
大学院クラス受講者の声
大学院進学の道筋とサポートが充実!
エリーナさん(ジョージア)

入学してからBクラス、Cクラスを経て、大学院クラスに入りました。B,Cクラスでは、様々な異なる目標を持った学生が混在していましたが、大学院クラスは、皆が同じ目標を持っている為、自分のモチベーション維持にも繋がりますし、日本の大学院についても情報共有ができる点、皆で一緒に頑張れるのが利点でもあります。大学院クラスは、とても面白いです。
先生とも自由に交流し、意見を交換します。担当してくださる先生方の知識量が凄いので、どんな話題に及んでも即座に回答をしてくださいます。大学院クラスでは自分の考えを整理して話すディベート、ディスカッションが多く、そのおかげで、日本人とディベートをしても全く緊張しなくなりました。大学院クラスには、日本の大学と同じ環境があります。そして大学院進学までの道筋をしっかりと示してもらえ、その為のサポートがしっかりあります。また、大学院クラスの特徴の一つに、個別指導があり、私はこのシステムをとても気に入っています。多くの先生から個別指導を受ける学生もいますし、私のように、毎回同じ先生から指導を受ける事も可能です。私が個人指導を受けている先生は、知識が豊富で、とても頼りになります。時には厳しく指導も受けますが、全て私の為になっており、先生の指導を信じて進めば大丈夫だと思います。
人前でも自分の話したい事を素早く整理し発表する力が身につきました。
李さん(韓国)

韓国の大学で日本語を専攻しており、また大学時代は大阪大学で1年間の交換留学経験があります。大学在籍中にN1も取得しました。ですが韓国現地での大学院受験準備は難しいと判断し、日本での準備を決めました。私の場合日本語を話す事には特に問題はありませんが、人前で話す事が苦手でした。大学院クラスでは、先生や他の学生と話す時間が非常に多いです。大学院コースに入り、人前でも自分の話したい事を素早く整理し発表する力が身につきました。
また韓国語に変換して考えていたことも、日本語で考え日本語で発する事ができるようになりました。クラスは参加型です。自分で参加しようというやる気がなければ、授業についていけないです。日本語を学ぶというよりは、日本語を使って多くの事を学ぶクラスです。私の場合、個別指導では様々な意見を聞きたいので、複数の先生に指導をしていただいています。その中で自分の考えや方向性を固めることができます。また、日本で大学院進学を準備するメリットは情報量の多さです。母国では限られた情報量で準備をしなければなりませんし正確性にも欠けますが、日本にいれば日々新しい情報が手に入り、大学院クラスでは皆が大学院を目指しているので情報量も非常に多いです。また実際に東京で生活をしてみて、私には大阪よりも東京の環境が合う事が分かりました。その為、東京の大学院に進学するつもりです。大学院生活に失敗しない為にも、日本で環境に慣れる事、合う場所を見つける事も大切だと思います。
進学後も日本人学生、教授と対等に話せるようになるのが、この大学院クラスの良さです
朴さん(韓国)

韓国の大学を卒業してから日本に来ました。入学当初日本語力に自信がなかった為、大学院クラスでのディベート、ディスカッションについていけない事もあり、少し悩む時期もありましたが、クラスメートや先生方のサポートもあり、少しずつ環境にも慣れ、今も大学院クラスで頑張れています。クラスを継続する事で日本語力、特に話す力が身につき、入学当初と比較できない力がついたと思います。また、日々のディスカッションのおかげで、自分の意見を整理して話す力身につきました。大学院進学がゴールではありません。進学後も日本人学生、教授と対等に話せるようになるのが、この大学院クラスの良さです。教えてくださる先生方は厳しくもありますが、博識な方が多いです。クラスメートは様々な専攻を希望していますが、皆が一様に大学院を目標にしているので、同じ方向を向いて頑張る事ができます。大学院クラスに入って本当に良かったと思います。
多摩美術大学大学院でランドスケープの研究がしたいです。
李さん(中国)

私は中国の大学でランドスケープを学び、その後中国の企業に就職しました。
会社で働いていた間、日本の会社との共同事業があり庭園を造りました。
その時、日本庭園の美しさに魅了され、より深く学びたい気持ちになり、多摩美術大学大学院を目指してメロスに入学しました。入学時、日本語が全くできず、Aクラスから始めB, Cクラスを経て大学院クラスに入りました。一般クラスでは基礎的な日本語をしっかり学びましたが、それでも、大学院クラスに入ると、クラスメートの日本語力の高さに驚き、また、同時に良い刺激を受けました。
クラスでは180分全て大学院に関する事を学べます。そして各自、研究についてプレゼンをし、意見を出し合って分かち合います。皆、同じ目的を持っているので、やる気が常にあります。他の人が頑張っていると自分も頑張る気持ちになります。授業ではニュースや新聞など、今、日本で起きている事も学びますが、実際に起こっている自然災害などを知る事は、私の研究内容である「より安全でより良い住まい」に繋げる事もでき、とても役に立っています。